長野県木曽郡王滝村｜木曽川支流

御岳山のイワナを求めて

24cm イワナ　前回この木曽に来たのは４月、御岳山はまだ真っ白で、流れる水は冷たい雪代に阻まれた釣行でした。本当なら５月から６月にかけて来たかったこの場所、気がつけば記録的猛暑のこんな時期・・・　この谷でも渇水気味とは・・・　しかしこの谷は魚影が濃い様で、ある場所を越えればイワナの反応があるんです(^-^)　入渓から１時間、Tさんにヒット！見事なライズで24cmのイワナでした。そこからは僕にアタリがあり、19.5cm　22cm と少しサイズのが伸悩みですが、順調に釣果が出て来るようになりました。



Tさんヒット　昨年の６月の釣行では、ポイントに入れればアタリがある感じだったこの谷も、さすがにこの時期はイワナもスレているようでした。でもFFのTさんの毛針には反応が上がって来て、ポイントに入れば見事なスプラッシュライズ！気持ちよさそうです。僕もテンカラを久しぶりに振りたい衝動に駆られ、車に置いて来た事を少し後悔・・・　でもエサでもブド虫には好調な反応を示し、21cm / 22cm / 18cm / 22cm　まあ楽しませて頂けました。



　FFでもエサでもサイズは伸悩み・・・　しかし見上げれば快晴、気温も上昇、真夏の真昼、それでも釣果が出るのは、奈良や三重に比べればさすがと思う。釣行も一区切りいった所で、背後から沢登りの方が登って来られました。少しばかり話をして先行してもらう事に。こちはここで昼食としました。沢登りの方は名古屋山岳会の方で日帰りでの行程だそうでした。

名古屋山岳会　http://www7b.biglobe.ne.jp/~yeti/


　この先は谷間が狭まり、ゴルジュ帯になるため、沢登りの方が歩いた後での釣行は言うまでも無く・・・　ナメ滝、淵、良い感じのポイントが連続するこの谷は、釣れるイワナと共に溯行しているだけでも気持ちの良い谷です。前方にそびえる３段の滝の向こうには、どんな渓が続いているのか、憧れは尽きないのですが先行する沢師のみがたどり着ける場所ですね。ここでとりあえず納竿として下山を開始。１時間をかけ林道ゲートまで下山しました。



　車に戻り、今度は下流で釣行してみる事にし、入渓出来そうな場所探しから。川の音はするもののなかなか入渓は難しく、探して徘徊することしばらく、堰堤下に出る事が出来ました。大きな堰堤が夏空のもとにそびえ、ここしばらく釣り人が入った様な痕跡は全く見られず、釣れるか半信半疑でテンカラを振ってみました。テンカラを振るのは何年ぶりだろう？？確実にこの３年は振ってない気がする・・・　3.6mのテンカラ竿に７mのラインを飛ばし、感を取り戻すのに苦労しながらポイントとおぼしき場所を順番に攻めてみるも、反応なし・・・　小さいのもいないのかな？？などと思っていると!?

24cm アマゴ　俊敏なライズ！　と言ってもこの瞬間は反射的に合わせて、記憶に残らない瞬間ですね。銀色の魚体がしっかりと毛針をくわえ、釣れてくれました。サイズを測れば24cmの美しい魚体のアマゴ。尾びれが少し小さいものの、力強い魚体はイワナにはないカッコ良さがあります。何年かぶりに振ったテンカラにヒットしたアマゴ、美しい渓魚との出会いにはやはり感動を覚えます。

　その後、必死の思いで堰堤を越え（きっとウェイダーに穴が空いたはず）(T^T)　上流を目指すも釣果に恵まれる事は出来ず、納竿となりました。さてさて、ここからまた林道に戻るのがまたひと苦労・・・　しかし人のあまり入らないポイントでは、貴重な出会いをする事が出来るものです。