2010.04.28 長野県木曽郡王滝村 木曽川支流
木曽川支流へ
今年の春は、暖かくなったかと思えば、雪が降るような寒の戻りだったりと、天候の不順な春になりました。4月も末ながら、寒さの残る中での釣行になりました。
前日からの天気予報は、「雨」何も疑う余地のない予報内容。今年は修行の様な釣行ばかりなのか・・・釣りに行く日を天気で選べる身分に早くなりたいものです(*_*) 0時に奈良を出発し現地に到着したのは5時30分。幸い??な事にまだ小雨、準備を整え林道のゲートを出発し、てくてくと林道歩き。入渓ポイントまでは30分ぐらいの距離です。ゲートしたで釣り人を見ましたが、釣果はあったのかな??
入渓ポイントから早速、釣行を開始。久々に渓流釣りに来たS氏の竿に反応は!? ありません。しばらく粘りながらポイントを探っているとイワナがヒット。15cmぐらいのイワナでした。やはり天候が悪く雪解けの水に合わせ、雨での増水で活性は低いようです。ここなら!って言うポイントで、まったく反応は無く、やはり厳しい釣行となりました。S氏にあと2匹かな?僕にも同様のサイズの釣果は有りましたが、すべてリリース。まあ厳しいのには慣れているのですが、雨はかなり本降りとなり、増水の危険性を感じる様になって来ました。標高を上げるにしたがい天候は悪くなり、溯行を断念。この谷はナメ滝の多い谷なので増水した川を下るのは少々怖いものがあります。
入渓ポイントまで下ると先程までの強い雨足は弱まり、さっきまでの雨はなんだったの?? 入渓ポイントには、本沢と枝沢が2本集まっていて、真ん中の谷では、以前の釣行で異常な釣果の経験があったので、そちらに入渓する事に。枝沢といえ雪解け水がふんだんに流れ、ちょっとしたゴルジュ風の谷は迫力満点。少し上流へ上がると、源流の雰囲気の穏やかな渓相となります。ポイントへ、ポイントへ、ポイントへ・・・ 以前の爆釣は夢だったのか(*_*) あの時は全てリリースしたはずなんだけど・・・ しばらく釣行を続けていると空が明るくなり始め、青空が見えるまでに天候は回復。しかし寒さの為、体力も限界に近く、あきらめるように休憩に入りました。でも、こういう時のカップヌードルは最高に美味しいのです(^0^)/ 寒さも落ち着いて来たものの、身ぐるみ濡れてしまったので、焚火は出来ないものかとチャレンジ!しかし見渡すかぎり薪になるものは、全て濡れています。なかなか燃えない・・・ 地道に頑張っているとようやく焚火になりました。太陽の暖かさって偉大です。濡れいた薪も少し乾けば燃えるんですね(^0^)/
晴れとなり、焚火も燃えたので、Mさんの強いご希望で「イワナをここで焼いて食べたい」S氏のキープが1匹あったので、そんなワガママを叶える為に、S氏がさらに2匹ゲットする為に上流へ出動! 焚火の火も落ち着いたので、様子を伺いに僕も出動すると、S氏が肩を落としての帰還。バトンタッチしてH師がさらに上流へ!渓流を走る様に上り、流れのない穏やかなポイントだけにしぼって釣ってみれば、何とか2匹をゲット。でも周りを見渡せば、峰も開けかなり上流部まで来ていた感じです。でも水量は豊富、やはり霊峰御岳山の雪解け水はすごいです。
いつもなら20cm以下は、リリースな感じなんですが、今回は3匹のイワナを頂きました。修行の様な釣り、苦労に見合わない釣果かもしれませんが、この場所で、この時間を過ごす贅沢。山の恵みに感謝、ありがとうございます。
下山後に見た御岳山は、真っ白な雪に覆われていました。もしかすると今日も山頂部では降雪があったのかもしれません。
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